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【不定期】TRPGシステム解説


はお。こいるです。
こちらではお久しぶり。Twitter覚えちゃうとどうしてもそっちばっかり更新しちゃう系ヒューマンです。
長文はこっちに書いてきますので、今後ともよろしくって感じで。はい。

今回は久しぶりにTRPGシステム解説でもしようかと思います。
今回のシステムは「英雄武装RPG コード:レイヤード」です。気になる方は続きからどうぞ。




「コード:レイヤード」は簡単に言うと、

「バベルと呼ばれる敵性AI、およびその手下の戦闘機械(ベクター)によって荒廃した地球で、英雄偉人の力(コード)を借りて戦う存在『レイヤード』となって、世界を取り戻すために戦う」

という内容になっております。

敵はベクターやバベルによって作られた人造人間、もちろんレイヤード同士の戦いも起こり得ます。

イメージとしては、「セブンスドラゴン」辺りに近いかと思います。荒廃した世界で、ただ人類を滅ぼす存在であるベクターを倒す感じですね。

このゲームの一番の売りは何と言っても英雄偉人の力「コード」です。これはキャラクター作成時に設定するもので、コードによって様々な(地味なものから派手なものまで)効果を得ることが出来ます。

凄いのが収録されている数。何と基本ルールブックだけで47種、上級には59種が準備されており、気合の入り様が伺えます。

さらに「公式として」記載されているコード名と特技名の変更が許可されており、実在しない偉人(アニメやゲームのキャラクター)を選ぶことも許可されています。それでもイメージに合わなければ『無名の○○』というコードには汎用性の高い特技が搭載されているため、それを使って自由に名乗ることが可能です。

「自分のイメージする○○」を簡単に形にして、それを自分のキャラクターに搭載できるという点でこのコード周りのサポートは非常に好感が持てますね。

判定ルールは少々馴染みの薄いD10下方ルール。「能力値+技能」分D10を振って、「6以下」が出た目の個数が成功度となります。「ゲヘナ」の判定をD10でやる感じです。

1が出たらクリティカルで、1個につき成功度+1として扱われ、対抗判定は相手以上の成功度を出すことで成功します。ダメージにもクリティカル分のダイスが追加されますよ。

慣れるまでは色々こんがらがりますが、数値の計算をする必要がないという点では視覚的に分かりやすいかと。何となく「ダブルクロス」を思い出します。

その他、特徴的なのはミドルフェイズの「探索シーン」で使われる「ロケーションシート」です。これは「セイクリッドドラグーン」のMAPのように丸を線で繋いだMAPとなっており、街中の移動やクライマックス前の本拠地の中を表します。まあ簡易ダンジョンのような感じですね。

さらに探索シーンにはリミットが設定されており、これはF.E.A.Rのランダムクラフトにおけるミドルフェイズを思い起こします。最善手を考えながら、緊張感を持ってクライマックスへ進めるよう配慮されたシステムです。

戦闘に置いては「アサルトシート」を使います。これはエンゲージを表すものであると同時に「コロッサルハンター」のように巨大モンスターのそれぞれの部位へ移動して攻撃するというような事も表現できるようになっております。

手放しで褒めてしまいましたが、このゲームをする上での注意点を。

まず「自分のキャラに別のキャラ要素が含まれるのが嫌い」な方にはこのゲームは向いておりません。これに付随しますが、「自分のキャラのデータ以外の設定を足すのが苦手」な方にもあまりお勧めできません。あくまでこのゲームは「英雄偉人の力を使って戦う」という点に重きを置いていますので、そこに興味がなければ周りの勢いに置いて行かれる可能性があります。

またGMとして見ると、用意するものの多さと労力が気になります。探索シーンで用いるロケーションシート、ミドル戦闘で使うアサルトシート、クライマックスで使うボス用アサルトシートの3枚に加えて、ロケーションシートではリミットの管理、さらに情報収集の各データ、大型ボスにするならば各部位のデータ、ボスのコード設定etcetc…楽しみが多いと言えばいいのですが、最近の流行りの「簡単にさくっと遊ぶ」というよりは「じっくり考えたシナリオでゆっくり遊ぶ」という事を念頭に置いてGMをする方が良いと思いますね。

ちなみにこのゲームには、オリジナルのコードを作る方法も載っています。しかし当然ながら、好き勝手に作ってGMに無理やりOKを出させて俺TUEEするのはマナー違反です。作ったコードを使用したい場合は必ずGMに確認をしてもらい、訂正箇所を提案されたならば素直に訂正しましょう。GMが納得するまで妥協と話し合いを行うことが重要です。

総評として、最近のシステムの中ではしっかりとした個性があり、売りとする部分がゲーム的に簡単であり且つ選択肢が広いという点で非常に優れたシステムであると思います。

皆様も自分だけのコードで、荒廃した地球を取り戻すために戦いましょう!

(ちなみにこいるはビリー・ザ・キッドのコードを次元大介と言って使いました。)


以上、今回のシステム解説でした。またいつか。
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